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羞恥心?

「羞恥心」という歌手のグループが人気を博しているという。「羞恥心」がグループ名だったということも驚いたが、それが何の抵抗もなく大勢の人に受け入れられてNHKの紅白歌合戦に出場したと聞いた。よく言えば日本の芸能文化の幅が広がった、批判的に言えばレベルが低くなったと言うところだろうが、それが現実なのだから率直に見つめるしかない。お笑い芸と歌謡芸能とエンターテインメントが混在して何が何だか実態が掴めにくくなってきているのは確かだろう。特にお笑い芸人の進出は突出していて、おそらく彼らはそこそこのギャラで番組をおもしろおかしくしてくれるだろうという番組プロでユーサーの思惑で使われているのだろうが、面白いと思ったことがない。昨今の経済事情で番組制作費が削られて厳しいのは分かるがなんとか工夫して知的好奇心のくすぐられる番組を作ってもらいたい。今に至ってはNHKでさえも民放に負けず劣らず低俗な番組を放送し始めた感がある。そんなことでは視聴拒否して受信料を払わない人も出てくるのではないだろうか。

先日、機内でたまたま「おくりびと」を見た。日本映画はあまり見たことがないのだが見ていてストーリーのテンポもよく、チェロの調べに乗って画像が美しく流れ、疲れずに見ることができた。帰ってきて知っている人たちにそのことを話したら本を買って読んでくれたり実際に見てくれたりしてよかったという感想を聞いた。それからアカデミー賞にノミネートされ、続いてアカデミー外国部門賞を受賞した。いい作品は外国の人から見てもすばらしい評価を得るのだなあと実感した。日本の映画文化も世界に向けて胸を張ることができて本当によかったと思う。ただ、監督の受賞会見がちょっと世間を意識しすぎていていただけなかったがまあ、初めての受賞だからしょうがない。中途半端な英語なら日本語で朴訥に話してもよかった。

世界に通用する芸能、世界に発信できる文化、世界が認める芸術を探求して深めていくことが今の日本に求められているし、応えていかなければいけない。はたして、歌手でもタレントでも芸人でも真の能力を持ち、世界の舞台で堂々と実力を発揮できる人が何人いるだろうか。日本は「恥の文化」で国民が中流以上の実力を身につけてきた。「それくらい知らないと恥ずかしいよ」と言ったり言われたりしながら日本人は自分たちの教養レベルを保ってきた。それが詰め込み教育だとか個性を失わせると非難されてしまった。そして「恥の文化」捨て去ってしまった。もちろん、時代のニーズに応じて対応しなければならないがあくまでも対応であって切り捨てではいけない。星霜を重ねて培ってきた文化を切り花のようにチョンと簡単に切ってしまうのは軽薄なことだ。

いつも同じことをやることに安心感を覚え、何か新しいことに挑戦する気持ちも面倒で次第に失せてくると、脳を使っているようだが実際は脳が使えていない状態になっている。
携帯やパソコンの過度の使用も同じで脳の活動を鈍化させている。時代が進んでさぞかし脳も積極的に使われているかというと意外とそうでもなく、実は少し不自由していて自分の努力を要するほうがいい結果が得られることが多い。
高校時代、テレビの英語同時放送がない時、ラジオで「外科医ギャノン」の放送をしていた。土曜日のテレビ東京で午後1時くらいから同じ番組を日本語吹き替え版で放送していた。あらかじめ録音しておいた音の悪いカセットテープを持ってテレビを消音にして、カセットと同時に番組を見た。英語を聞くのに飢えていた時代があった。当時はカセットテープも結構な値段がしてなかなか手が出せずに学校や図書館のカセットを借りては聞いた。今日では、CDやDVD、ALTなど英語の教材が山ほどあるのにほとんどの人がその恩恵を感じていない。

真剣に取り組む姿勢や深く考えて反省する習慣は、羞恥心の活躍とともに隅の方に追いやられて、肩身の狭い思いをしている。



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