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貧困率

貧困率が10月20日、長妻昭厚生労働相から発表された。国民の所得の中央値の半分に満たない世帯を「相対的貧困」と定義し、2006年時点で全国の相対的貧困率は15.7%であることが明らかになった。貧困関係の数値は民主党になって初めて提示された。
 日本の相対的貧困率は経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国中4番目の高さで、子供の貧困率は14%、高齢者は21%、ひとり親家庭は59%とすべてOECD平均を大きく上回っている。格差は確実に広がっている。
 日本の貧困率が高い理由は所得の再配分機能が他のOECD諸国に比べて弱いということやパートタイム賃金がフルタイム賃金に比べて安いこと、年功序列賃金が主流だった日本では高齢者が高賃金になりやすい一方、若年層の失業率が高く、賃金も安いため、高齢者が増えればふれるほど格差も広がっている。
 相対的貧困率を下げようという世論の機運はあるだろうし、政府も無駄な公共投資を減らすなどの財源確保を試みているが一朝一夕には行くまい。また政府が国民の民意をまとめ貧困でない家庭が積極的に貧困対策に協力させることができるだろうか?理想は高いが現実の壁もかなり高い。宗教心の希薄な日本には鳩山首相の「友愛」はどこまで浸透するだろうか?

 日本人にはまだ自力で階層間流動を生み出す力がある。勉強すればなりたい職業に就くことも可能だ。公教育も多少の限界はあるだろうが、ある程度の学習水準までやる気次第で習得可能だし、図書館やインターネットも利用すればかなり高度な水準まで行ける。まだまだ本人の努力次第で階層間の流動は可能だ。他力本願ではなく自力でまず動くことが大切だし、時代が動いている今こそ、この機を逸してはいけない。回りが暗いときは足下に気をとられずに、数メートル先をしっかり照らして確実に歩みを進めていくべきだろう。
 進むべき方向はどちらか、どこを照らせばいいか正確で俊敏な判断は毎日を惰性で生きている人間には下せない。自分の幅を広げいろいろな人の話を素直に聞くことのできる柔軟性、その中から自分に適した情報を濾し取れる能力、そして努力を続けることのできる忍耐力が絶対不可欠だろう。

 先月、ミャンマーを訪れた。タイ北部の都市、チェンライからメーサイに入ってミャンマーの街に入国した。入国するとすぐに小さな個室で500バーツ(日本円で1400円程)とパスポートを取られ代わりに入国証明書らしきものをよこされ、ちょっと心配したがそんな心配もすぐに、しつこい物売りから体よく断ることに追われ脳裏から薄らいだ。マーケットで売られている品物も明らかに偽造品であるし、そうでないものにしても品質はかなり悪い。軍事政権になってから民衆の経済状況はかなり悪化しているし、サイクロンの被害も重なって貧困の輪が広がっている。学校に行けず畑で一日中労働する子供も多い。タイの小学校へ行ってタイで生活したい希望もあるがタイ語を満足に話せないとそれも難しいという。

日本の貧困率が高いことで、あたかもそれが大きな問題のようであるが、それは国別に見た相対的な数字で、個人レベルにおいてはやはり他人事なのである。貿易赤字だとか貿易黒字、GDP(国内総生産)、円高、日本の税収入が40兆円を下回るだとか言われても直接、個人にはあまり関係ない。関係あるのは1リットルのガソリンの値段であり、月々の電気代であり、銀行の金利などである。
 日本では、輸送機関の発展やインターネットの普及などで、物のグローバリゼイションは確かに進み、各国の物が簡単に手に入るようになった。食品や機械類、音楽や情報などの流動性はかなり広がった。グローバル化の時代に世界が移行しつつある中、各国の貧困率など関係なく、自由に世界で活躍し自分の中の幸福度を尺度にして生きていくことが人間のグローバリゼイションになる。物から人へ視点を変えていかないといけない。



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