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巣立ち

3月は卒業の季節。小学校、中学校、高校、大学などいろいろな場所で卒業式が行われる。今までの学舎に別れを告げ、また次の新天地で能力を磨き、才能を発揮しなければならない。卒業は英語ではgraduation(グラデュエーション)が一般に知られている単語だが、そのほかにcommencement (コメンスメント)がある。もともと「始まる」commence (コメンス)という意味から派生した語だが卒業が終わりではなく始まりを意味するとは前向きの姿勢が表れていていかにもアメリカらしい。

アメリカでは高校卒業とともにほとんどが家から出て独立を余儀なくされる。高校を卒業してからも親からの援助があるほうが珍しく、たとえ大学進学にしても自分で奨学金を勝ち取るか、数年働いてお金を貯めてから大学に行く。アメリカでは留年制度がないので試験に落ちたらその道は閉ざされてしまう。医者や弁護士になるために医学部や法学部などでは学費を稼いでもらうために結婚するケースも多い。したがって大学には通常、夫婦で暮らす家族寮も設けられている。

日本ではどうだろう。親子の絆が強いのはまことに微笑ましく、すばらしいことなのだろうが、ややもするとこどもの自立を妨げることにもなりかねない。本来、親の務めはこどもが自立するまでエサを与え、こどもを敵から守ることだ。アメリカではこどもが自立する時期を高校卒業だと暗黙の了解がなされているが、日本の自立の時期はいったいいつなのだろうか。朝こどもを起こしてあげて、お弁当を作ってあげて、中には学校の持ち物をそろえてあげて上げ膳据え膳で、毎月お小遣いまであげて本当にこどもに自主自立の精神が育つのだろうか。

日本にはご丁寧に成人式という国民的な儀式があるが、毎年ディズニーランドでの成人式やモラル低い若者が暴れただとか式を妨害しただとかのニュースが流されたりする。こどもが大学に行くにも親が受験のために宿探し、入学金から引っ越し、その後の仕送りまで面倒をみるのが当たり前のように思われているがどうかと思う。親の務めはいったいいつになったら終わるのだろう。就職や結婚の世話まで焼く親もいる。そして結婚の結納金や結婚式の費用、新婚旅行の費用も親の務めなのだろうか。そんなこどもは結婚してからも平気で親からの援助を求めてくるかもしれない。

これは日本の国と地方の関係の縮図でもある。地方の財政が困れば国の交付金にお願いして何とかしてもらう。国からたくさんの仕事(お金)を地方に持ってこられる議員が偉いとされてきたが、国も多額の借金を抱えた今日では、はいはいと簡単に交付金も出せなくなってしまった。国からの交付金が減額されたり、公共事業が減らされたとたん地方が疲弊、破綻してしまうのは、親からの仕送りがなくなったら生きていけない大学生と同じ構図だ。親の金をあてにするこども、国の金をあてにする地方、増税で税金をあてにする政府、どこかで一線を画す必要がある。

巣立ちを妨げるものとして規制や干渉があげられる。巣立っていくことは次第に規制や干渉が緩和されて、最終的には自己判断に委ねるということだ。小遣いはいくら、何時までに帰ってこい、ああしろ、こうしろというのもすべて親、国などのひも付きの金だからだろう。自己責任といいながら規制を厳しくする。飲酒運転による事故があると一斉に規制強化に繋がっていく。地震による被害がでると耐震構造の規制強化。食品産地偽装が発覚するとまたまた規制強化。メディアも視聴率を稼ぐために演出を交え放送するから規制強化が自然の流れでできあがってしまう。規制が多くなった分、それを担当する役場が増える。規制を作り監督する場が新設されると役人の数は当然多くなっていく。天下り先の温床となる。それも税金で賄われる。よーく考えてみると「いらないんじゃないか、別の選択肢を考えることもできたかな。」と思うことが多い。
人間も謙虚になって、動物から本当の巣立ち、生きる厳しさを教えてもらったほうがいい。




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