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格差

中国の都市部と農村部の経済格差がどんどん進んでいる。農村部の平均年収は7万円、都市部の出稼ぎ労働者(民工)はその10倍の70万円。しかし都市部の会社の幹部は年収が数千万円から数億円に達するという。中国は社会主義の国で20年前はみなが一様に裕福ではなかった。それほどの格差は見られなかった。しかし先富主義といって先に富めることができるものは裕福になってもいいという中国政府の政策によって中国は表面的に繁栄している。その繁栄ぶりは東京を超えたと言われている。
上海郊外に富人区という住宅街がある。一軒の値段は平均2億円。中には10億円を超えるものもある。
中国の経済発展の原動力として安い労働力があげられる。地方からの出稼ぎ(民工)で上海の高層ビルはどんどん建築され、海外資本の工場も中国の地方の女性を雇って人件費をかなり安価なものにしている。月給は平均して一万三千円である。時給に換算すると50円~60円。つまり中国の繁栄はほんの一部の人間のものでありその他大勢の犠牲の上に成り立っているといえる。農村部では一人の子どもを大学に入れるのに入学金として約8万円かかる。それは平均年収の7倍にあたる。せっかく大学に合格しても進学できないということもある。貧乏で公立学校に行けない生徒は民工学校といって格安の学校に通わざるをえない。そこでは自ずからたいした教育機材も教材もないから行き届いた指導はままならない。それに対して都市部の私立学校は入学金が50万円。生徒一人一人にパソコンも供給され、小人数編成の英会話クラス、さまざまな面でのエリート教育がなされている。生徒はハーバード大学などの世界一流の大学を目指している子がほとんどだ。
さらに中国では戸籍問題が格差に拍車をかけている。農村戸籍と都市戸籍がある。農村戸籍の人は定められた期間のみ都市部に出稼ぎに行くことができるが都市に住むことはできない。農村戸籍から都市戸籍を取得するためには子どもが高等教育を受けて大学へ進学しなければならない。貧困のサイクルから抜け出すことはほとんど不可能だ。農村からの出稼ぎ労働者の子どもたちは公立学校に行けず民工学校に行かざるをえない。学校にもパソコンは一台。生徒はほとんど全員が都市の公立学校に進学を希望するが都市部の中学に進学できるものはほとんどいない。そうなると農村に帰ってそこから厳しい中でまた都市部の大学を目指さなければならない。中国で貧困層から抜け出すことは限りなく難しい。
中国には「一人っ子政策」という出産制限がある。二人目からは多額の税金がかけられ、農村部では二人以上の子供を持つことは実質上無理だ。まるで貧困層は「子どもを生むな」と言わんばかりだ。税金を支払えないので戸籍を持たない子供も多くいるということだ。

この経済格差は次第に緩和されていくのだろうか。現実的には格差は広がっているという。競争(格差)が中国の経済の原動力となり都市部の発展を支えているのは分かるがそれがどの方向へ行くかはとても大きな問題だ。「貧しさのために教育を受けられず、教育を受けられないために貧しさから抜け出せない。村は貧しさの悪循環と闘っています。たとえ出稼ぎに行くにしても学歴がなければだめです。企業は少なくとも中学卒業を求めています。なんとかできる限りの教育を受けさせましょう。村が食べていくにはそうするしかないんです。もっと将来に目を向けて下さい。このままではどうしようもありません。」上海から内陸へ1800㎞、寧夏回族自治区の中庄村。一人あたりの年収は平均一万三千円の村だ。村長の閻生棟さん(29歳)は真剣なまなざしで村人に熱く語っている。
いったん生まれた経済格差、教育格差はそう簡単には緩和されないだろう。一度手にした既得権益を誰がたやすく他人に明け渡すだろうか。それは資本主義の行き着く先であり官僚主義の栄華で終結し崩壊する可能性が大きくなる。みなが貧しい時は優秀な官僚によって全体が豊かな方に導かれていく。しかし、資本主義がある程度成熟してくると官僚が自分の権益を守るようになる。自分の天下り先をきちんとつくっておく。自分たちで法律を決めるのだから都合の悪いことは目をつぶり、庶民から取れるものはなんでもいいから取る。日本でも国会議員が年金を納めていなかったり、秘書給与を流用したりしながら国民からは消費税、介護医療費などどんどん搾取する。自分たちの利益を得るために出した損失はのちのち愚かな大衆からとればいいと考えているのである。環境税、酸素税、トイレ税など出てくるかもしれない。
今年日本には台風が10個上陸し甚大な被害を出した。最近では新潟県中越地震でも壊滅的な被害を出した。多くのボランティアの人も応援に出かけ援助物資も多く集まり、多くの義援金が集まっている。しかし、行政の対応は?本当に困った時に困っている人に税金を投入してもらいたいものだ。メガバンクや巨大企業を救うために多額の税金を無尽蔵に投入しているのに被災地には「がんばって下さい」ではあまりにも寂しい。


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