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ビジョンを持とう~序破急

米国のリーマンブラザースの経営破綻を契機に世界的な金融恐慌が始まった。実質経済成長ではなく金融経済の株価操作に頼りすぎた結果のバブル崩壊だ。株価が上がり株主が儲かればいいという株価至上主義では企業のコンセプトがぐらつき結果主義、利益追求主義に走らざるを得なくなる。会社を支える従業員は派遣社員が多くなり、設備投資は控えるようになり、目先の利益を取れるだけとれば当然、粉飾、偽装、謝罪のスパイラルが始まる。少数の者だけに利益を集中させるのであればほかの大勢が犠牲になる。それが行き詰まればそのシステムそのものが崩れ始める。格差を肯定したと思ったら今度は格差を是正するという矛盾も生まれる。

今度の不況はおそらく厳しいだろう。不況の嵐に吹き飛ばされないように企業は巨大化することが最大の防衛策だと信じて吸収合併している。しかし、それでも吹き飛ばされると思うと今度は飛ばされてもいいものから切り捨て始める。沈没しかかって必死にもがいている大型客船のようでもある。飛ばされないようにするためには余計なモノは捨てて身を軽くし小さくなることだ。小さく儚い自分を認めることから人間は謙虚さを身につけ生き方を見つけようとする。また身近な人の「死」を通して「生きる」ことを教えられる。人間がこの地上で燃やした夢も理想も死によってあとかたもなく消え去る。人間の一生は無限の宇宙に比べれば星の瞬きにもすぎないことを思い知らされる。

雅楽や能楽などで全体を構成する調子を表す語に「序破急」(じょはきゅう)という言葉がある。「序」は物事の始まりの部分,「破」は細かな変化を含むゆっくりした展開部、「急」は動きの速い終結部でクライマックス部でもある。、「破」の経験がなく、つまり「破」の部分が欠如していて「序」の連続だけで人生を歩んでいる人が多くなったせいで子供じみた大人が目立つ。「破」の部分がない人はまさしく破滅していってしまう。

「破」を受け入れて、経験し自分自身が変わっていく。身近な人の死であったり、旅であったり、個人のコンプレックスであったり挫折であったりする。子供からそういった「破」を奪って自分が子供を守ってあげていると盲信している親も多くなった。

自分の理想とするもう一人の自分を想定し自己実現をしていく姿勢が生きている意味につながる。ユングは人間の心全体の中心を仮定した。それはもう一人の自分を超えた真の自分が存在する。そして意識と無意識を統合する媒介として自己という概念が存在する。つまり人間の心の奥深くにもっと高い可能性を持った「自己」が存在し、それが闇の中を照らす一条の光であり生きる希望であると説いている。

この混乱する世の中でアメリカ合衆国で初めての黒人の大統領が誕生した。230年以上も続いた白人指導の政治にピリオドが打たれた。アメリカ人も既成概念を打破しchange(変革)を求めた結果だろう。アメリカで始まった金融危機が世界にとっての序破急の「破」になるのか破滅の「破」になるのか、バラク・オバマ氏に重責がのしかかる。

アメリカが変わろうとしている今、日本もアメリカ依存型の政治、経済から脱却し、個々がしっかりとビジョンを持ち、それぞれの環境に応じて自己実現を目指して行くところに日本の将来に一条の光が見えてくるだろう。



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